「3連複はどう組み合せたらいいの？」
「買う頭数が多くなるといくらになるのかわからない」
3連複はどのような買い方をしたらいいのか、競馬をはじめたての人にはわかりにくいですね。3着に入る馬を3頭指名する買い方であるため買う点数が増え、購入金額がいくらになるのかすぐに想像することができないかもしれません。
今回は3連複の組合せ方を競馬歴10年以上になる筆者が解説。おすすめな組合せ方を購入金額がいくらになるのか、という点も合わせて紹介します。また、3連複は地方競馬の方が当たりやすい説についても検証します。
3連複は儲かる馬券の買い方なのか、どういった買い方が有効なのか理解ができ、おすすめな買い方は次のレースでそのまま使うことも可能です。ぜひ最後までご覧ください。
3連複とは？3着以内に入る3当を組み合わせた買い方
3連複とは1着から3着の馬を順番に関係なく当てる馬券の買い方。3連単は1着2着3着を順番通り当てる馬券であることに比べれば当てやすい馬券だと言えるでしょう。中央競馬では3連単に次ぐ人気を誇る馬券です。
3連複は3頭の着順は関係がないため3頭選んで1点の購入点数になります。ただし、3頭すべて3着以内に入る馬を当てることは想像以上に難しいです。そのため、当たった時の払戻金は大きい金額が当たります。
競馬をはじめたての人は3連複や3連単を1点で買う人も多いのですが、実は非常に当たる確率が低い非効率な馬券を買っているのです。3連複を当てるためには有効な買い方や組み合わせ方を知る必要があります。
以下に、3連複の組み合わせ方をおすすめの形といくらになるのか、あわせてお伝えします。
3連複の組み合せ方
馬券の買い方は主に、流し、フォーメーション、ボックスといった買い方に分類されます。馬券の代表的な買い方となりますが、3連複などの3頭当てて当たりになる馬券では、より重要となる絶対に覚えておきたい買い方です。
それぞれの解説は以下の通りです。
3連複の組み合せ方・流し
3連複軸1頭流し点数表
流し馬券は軸になる馬と相手に買いたい馬を複数、選択する買い方です。軸になる馬が相手になる馬の全ての買い目にからむように買う組み合わせ方になります。流し馬券は競馬の基本的な買い方です。
例えば、3連複で軸になる馬をA、相手にB、C、Dの馬を買う軸1頭3頭流し馬券を買った時の当たり馬券は下記の組み合わせになります。
A-B.C
A-B,D
A-C,D
上記のようになり、組み合わせは3通り、一点100円なら300円の購入点数です。3連複ですので、軸馬Aは３着以内であれば着順は関係なく当たりになります。
こちらの記事で3連複の流しについて解説しているのであわせてご覧ください。
>>3連複流し馬券の買い方！軸馬を定め無駄な買い目を減らす！
3連複流しのおすすめ組み合わせは1頭軸相手5頭
3連複流しのおすすめな組み合わせ方として、軸1頭相手5頭流しをおすすめします。購入点数は10通りで100円ならば1000円必要な買い方です。手ごろな点数ながらも破壊力は抜群で万馬券も普通に狙えます。
具体的な狙い方として軸馬に1～3番人気の馬を選び、相手に残りの人気馬と人気のない穴馬を5頭選択します。これだけで軸馬の選択を間違えなければ当たる確率が高く、上手くいけば万馬券も狙える買い方が完成です。
3連複の組み合せ方・フォーメーション
フォーメーションは流し馬券をより戦略的にするため買う馬の組み合わせを絞った買い方です。3連複を少ない資金で多くの馬を選ぶ時にもおすすめですが、慣れていないと少し複雑に感じるかもしれません。
こちらの記事で3連複フォーメーションについて詳しく紹介しているのでぜひご覧ください。
>>3連複フォーメーションはどういう買い方？
フォーメーションの具体的な買い方は1頭目、2頭目、3頭目をそれぞれ列に分けて指定する買い方です。例えば以下の場合で考えてみましょう。
1頭目：A
2頭目：B,C
3頭目：B,C,D,E
上記の場合の買い目は
A-B-C
A-B-D
A-B-E
A-C-E
A-C-D
買い目の購入点数は5点、３連複は順番が関係ないのでA-C-BでもA-B-Cと同様に扱い、当たりになります。フォーメーションの注意点としては1頭目のAが必ず3着以内、2頭目のB,Cどちらかが3着以内に入らないといけない点に気をつけましょう。
フォーメーションのおすすめな組み合わせは1-5-7
上記の基本を押さえた上で、フォーメーションのおすすめな組み方として1-5-7の形を紹介します。買い目の購入点数は20点ですが、3連系の馬券を確実に当て続けるためには必要な購入点数です。
3連複は順番は関係ないため、軸1頭を当てることはそれほどむずかしくありません。軸馬の当てやすさは複勝の当てやすさが証明していると言えるでしょう。3連複の配当金の高さを上げているのは予想外の1頭が高い確率で3着以内に入るからです。
複勝でも狙える3着以内は間違いないと思える馬を軸に置き、相手に7頭も相手を選べる1-5-7の形は非常におすすめです。1列目に軸馬、2列目に人気馬と人気のない馬を5頭、3列目に予想外の馬を2頭加える形で高い的中率と回収を狙えます。
3連複の組み合せ方・ボックス
3連複のボックスは流しやフォーメーションのように軸馬を決めず、買いたい馬の組み合わせをすべて買う買い方です。組み合わせをすべて買うことから購入点数は多くなることに注意してください。
A,B,C,D,Eの5頭をボックスで買う場合には以下が当たり馬券になります。
A-B-C
A-B-D
A-B-E
A-C-D
A-C-E
A-D-E
B-C-D
B-C-E
B-E-D
C-D-E
5頭ボックスは買い目点数が10点です。もちろん、5頭のうち3頭が3着以内に入れば当たりのため、買い目は多くなる分当てやすくなります。
3連複は5頭ボックスがおすすめ
3連複のおすすめの組み合せとして5頭ボックスをおすすめします。4頭ボックスでは買い目点数が4点しかなく当てることが難しくなりボックスのメリットを活かせません。6頭ボックスだと20点、ここまで頭数をひろげるのならフォーメーションの方が儲かりやすくなります。
ボックスを買う際の前提として、何が勝ってもおかしくないような波乱が予想されるレースを選ぶ必要があります。5頭ボックスは人気所と人気のないところをバランスよく買えるため、安定した成績を残すことができるでしょう。
5頭ボックスの買い方、ボックスの購入点数は以下の記事で紹介しています。ぜひご覧ください。
>>3連複のボックスはいくらかかる？5頭ボックスをおすすめする理由！
3連複は儲かる？メリットとデメリットは？
3連複が儲かる馬券なのか、という問に対しては儲かる馬券だと言えます。ただし、3連複を買う際にはメリットとデメリットを踏まえた上で、買うレースを吟味する必要があるでしょう。
3連複のメリット
３連複を買う最大のメリットは3着以内であれば順番は関係がない点。同じ3連系の3連単と比べれば難易度は格段に下がりますが、高配当も十分に狙っていけるでしょう。
3連複の平均配当は2万円前後です。複勝やワイド馬券の派生とも考えられる馬券ですが、平均払戻額は圧倒的に高い馬券です。ここまでに紹介した組み合せ方をレースにより適切に選択することで、効率的に当たりを狙っていくことができます。
デメリット
一方で、3連複のデメリットとしては払戻しの高さからも分かるように、当てることが難しい点が上げられます。上記でも触れましたが、競馬は3着以内に予想外の1頭が入る確率が非常に高いです。
予想外の1頭により払戻金が高くなることも事実ですが、狙って当て続けるのは至難のわざです。少しでも当たる確率を高めるためには購入点数を増やす必要があります。当てるために買い目がどんどん増えてしまうのはデメリットだと言えるでしょう。
地方競馬は3連複が当たりやすい説
ここまでに3連複の組み合わせ方やメリット・デメリットを紹介しましたが、地方競馬での3連複の有効性をご存知でしょうか。もちろん、地方競馬でも流しやフォーメーション、ボックス買いの組み合せ方や購入点数は変わりません。
中央競馬の最大出走頭数は18頭ですが、地方競馬は10頭前後と出走頭数が少ないため、単純に当たる確率が上がります。そして、地方競馬はレースごとの実力差がはっきりとしている場合が多く本命サイドでの決着が多くなります。
本命サイドでの決着が多いということは平均配当は高くはなくなりますが、その分予想通りの結果になる確率も高いと言えるでしょう。つまり、地方競馬での3連複は軸馬、相手馬の的中率が非常に高くなります。
また、地方競馬は毎日夜まで開催されているので、馬券を買わずに組み合せ方の練習としてもおすすめです。中央競馬しかやらない人は地方競馬の3連複の当てやすさにびっくりすることでしょう。登録をまだしていない人はぜひこちらからどうぞ。
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3連複は組み合せ方が重要
今回は3連複の組み合せ方を紹介しました。3連複は3頭当てる難易度の高い馬券であり、やみくもに買っては当たりません。3連複の有効な組み合わせ方として、
- 流し・軸1頭相手5頭
- フォーメーション・1-5-7
- 5頭ボックス
上記の買い方を紹介、おすすめする理由もあわせてお伝えしました。レースに合った買い方をすることで効果を発揮するでしょう。
また、地方競馬は3連複がより当てやすいといったことも紹介しました。理由として、単純に出走頭数が少ないため当たる確率が高くなる点や馬同士の実力差がはっきりしている点が挙げられます。
3連複の有効な買い方を知り、ぜひ実戦で使ってみてください。
