競馬初心者はもちろん、競馬歴中級者の方も、「最初はちょくちょく的中したのに、最近はからっきし・・」という方も多いのでは。ビギナーズラックというものは長続きはしません。
競馬において馬券的中のカギは、効率のよい馬券の買い方です。確率を上げ的中を続けるにはもう一度、馬券購入の基本に立ち返ることです。
この記事では的中する、儲かる馬券の組立てと馬券購入方法について深堀していきます。
競馬予想の仕方は信頼できる軸馬を決めるところから!
やみくもに多くの組み合わせを購入したところで、馬券の軸が外れると相手を全通り勝っても馬券は的中しません。
単勝・複勝はもちろん、馬単・3連複・3連単などの式別も同様です。
馬券的中・儲かる馬券の買い方の基本は軸馬選びが最も重要な要素です。
まずは信頼できる軸馬を1頭厳選します。
具体的な流れとして、購入する馬券の式別により次のA・B、2タイプのどちらかを選びます。
■軸馬タイプA
・勝ち負けできる馬(限りなく勝つ可能性の高い1着候補。悪くても2着に来る馬です)
・1番人気単勝で3倍台以下
例えばこんなタイプです。(馬のタイプ例)
・競馬新聞のどの予想記者も◎印の馬(頭が鉄板=堅い)G1 9勝アーモンドアイ級。
・重賞又はそのクラスでは明らかに格上の馬
・クラス条件・コース・距離において3着又は着外がない。(勝つか凡走か)
(例:阪神・芝1200mの成績5.2.0.1)その条件にはめっぽう強い馬です。
・ちょっと冒険ですが、新聞の印▲(単穴)が集中している馬
(1番人気に匹敵する有力馬で、はまれば1発のタイプで高配当狙い)
・トライアルレースで勝たないとG1に出走できない有力馬(本気仕上げ)
■軸馬タイプB
勝たないまでも3着以内は外さないであろう有力馬です。
3番人気~5番人気・単勝4倍台~10倍まで
例えばこんなタイプです。(馬のタイプ例)
・競馬新聞のどの予想記者も○印(2番手)の馬(勝つ可能性もあり)
・いつもあと一歩・ワンパンチ足りない2.3着常連のシルバーコレクター
・トライアルレースでG1出走に賞金が足りている格上の馬
(本番前のトライアルで明らかに勝ち負けよりステップ・内容重視の馬)
馬券購入しようとしているレースにおいて、上記の項目に当てはめて軸馬を選びましょう。
軸馬タイプに応じた予想の仕方で馬券の種類を決める
軸馬のタイプに応じた馬券の買い方を具体例として、以下2パターンを紹介します。
- 配当2倍~20倍くらいを狙い、単複・枠連・馬連・ワイドで堅く厚めに買う。
- 配当30倍~万馬券を狙い、3連複・3連単を100円で流す。
A・B 2タイプの軸馬から1・2の購入方法を当てはめて解説します。儲かる馬券を
どう買えばよいか見ていきましょう。
軸馬Aタイプの買える馬券(配当の低い順)
軸馬タイプAで堅く勝ちに行くパターン
・複勝1点買い(A)
・ワイド1点、もしくは2点買い(A⇔B.C)
・馬連3点~5点流し(A⇔B.C.D.E.F) がおススメですが…
軸馬タイプA・複勝
一番的中率は高いものの1番人気が単勝で1.5~3倍台なら、複勝の配当は
1.1倍~2倍ちょっとしか付きません。
資金に余裕がある富裕層は単勝と共に、10万~100万単位で購入するため
オッズが変動し易く、ローリスクローリターンの買い方です。
どちらかと言うと資金に余裕がある方にお勧めします。
複勝についてはこちらのカテゴリをご覧ください。
>>[競馬]複勝の買い方ガイドライン!単勝と併用して買う方法は必勝法?!
軸馬タイプA・ワイド馬券
軸馬が3着になっても相手が3着以内に入れば当たりです。
反面、配当は馬連の約1/3~1/5と相手が人気薄でない限り配当が低くなります。
1着でも配当は同じなので、軸馬Aで利益を出す場合は適切な攻略法の知識が必要です。
ワイドの攻略法についてはこちらのカテゴリをご覧ください。
軸馬タイプA・馬連
軸馬が連軸馬(1.2着は外さない前提の軸馬)なので馬連は有効です。
上記3つの購入方法の中では、確率面と配当面で一番効率的と言え5点以内で取りたいところです。
1番人気が堅い場合は2番人気との組合せは確立的に14%前後と飛ぶ事が多くなっています。
的中してもトリガミ(当たっても損をする)の確立が高いため、相手には3.5番人気を抑え、
勝負馬券の相手選びには7番人気以降の下位人気を入れることをおすすめします。
馬連に関してはこちらの記事をご覧ください。
>>馬連のおすすめな買い方を解説!流しやボックス、フォーメーションの紹介
軸馬タイプAの場合、上記2 (配当30倍~万馬券を狙い、3連複・3連単を100円で流す)で高配当を狙うなら
・馬単1着2着流し相手5点(A⇒B.C.D.E.F)
・3連単・3連複1着固定相手4点~6点(A⇒BCDEFG) 12点~30点
馬単1着固定2着流し 相手3点~5点
1着は堅い前提で2着探しになります。
馬単の難しいところは馬連に比べ、1.2着順番通りの的中で、配当は馬連の約1.5倍高配当ですが、1.2着が鼻差でも逆転すれば成立しないハズレ馬券となる事です。
しかし馬単で高配当(100円が1万円になる万馬券)を狙えるケースは、
この軸馬Aパターンしかありません。
相手は馬連と同様の買い方で万馬券を狙います。
馬単の攻略法についてはこちらのカテゴリをご覧ください。
3連単1着固定相手4点~6点
1着は堅い前提で2.3着探しになります。
軸馬Aパターンの3連単では最も有効な買い方です。
ただ相手を2.3着の2頭当てなければならないので(2.3着は順不同)、高配当が
期待できる反面、買い目が増えるのと的中難易度も高くなります。(確率の問題)
推奨するケースとしては、出走頭数が12頭以下のレースです。
フルゲート18頭(又は16頭)では残り2頭はなかなか当たりません。
競馬の定石として10頭以下の小頭数の方が狙い易いです。
(本命戦ではない高配当になる)ケースが多いので、1着さえ確実なら
3連単の高配当的中確率はこの購入法が一番高いかもしれません。
3連単と3連複について詳しくはこちらの記事をご覧ください。
<基本購入パターン>
軸馬Bタイプの買える馬券(配当の低い順)
- 複勝
- ワイド
軸馬タイプBで勝ちに行く買い方!
・複勝
最も堅く有効な買い方です。ただ3番人気以内(単勝6倍くらいまで)の馬で
的中しても配当は3倍未満で儲かりません。
買うなら7番人気~9番人気(10倍~20倍くらい)で、複勝5倍~10倍狙いを
おすすめします。(的中した馬の順位が上位ほど配当はつきます)
狙い目のレースは別定戦より人気薄の軽いハンデ馬が好走するハンデ戦の
混戦レースが面白く10番人気以下も狙えます。
- ワイド
こちらも有効的な買い方です。1点又は2点で仕留めましょう。
さらに軸馬タイプAは必然的に1番人気であるのに対し、軸馬タイプBは
2番人気~5番人気くらいになる可能性が高いので、ワイドの相手により
人気薄が来れば配当は跳ね上がります。購入点数も3点くらいまでに絞れば、
資金も集結できます。
<参考例>的中したワイド最高配当
■2019年 高松宮記念(G1 中京1200m) 3連単449万の超大穴レースです。
1着ミスターメロディー(3番人気)
2着セイウンコウセイ (14番人気)
ワイド配当はなんと7,590円(75.9×1,000円=75,900円的中)
ちなみにこのレースは
馬連30,530円 (305.3×500円購入=152,650円も的中)
購入資金はワイド2点 馬連3点買いの合計5点3,500円のみです。
軸馬タイプBで高配当を狙うなら
3連複軸1頭流し
文字通り3着までの軸1頭(3着まで着順不問)と2頭を当てます。
(数十倍~万馬券狙いも可能です)
相手探しは難しいですが、買い目は相手4頭(6点買い:A-B.C.D.E)又は
5頭10点買い:A-B.C.D.E.F)なら買い目も少なく効率的です。
さらに相手に人気薄が1頭でも入れば高配当が期待できます。
着順も不問で3頭が3着以内に入れば的中です。
3連複についてはこちらの記事をご覧ください。
3連単軸1頭軸マルチ
こちらは的中すれば万馬券の確率が高く、一発逆転狙うには有効的です。
買い方(相手の選び方)は3連複と同じも、順位不問ではなく1着~3着が順位通りの購入のみ的中ため、
3連複に比べ6倍の買い目となり多くの資金が必要です。
相手4頭で24点、5頭なら60点となります。
よって4頭で24倍、6頭で60倍以上の配当がつかないとトリガミです。
この式別で言うと少頭数の別定戦の単穴・ヒモ穴高配当狙いが有効的です。
<参考例>的中した3連複・3連単。会心の高配当ダブルゲット
■2020年11月14日 東京競馬場 GⅢ 武蔵野S(ダート1600m)
・東京マイルダートで抜群の成績を誇るサンライズノヴァ(3番人気)
ただ追い込み脚質でいつもほぼ最後方からのレースのため、勝ちきれない
又は差し届かない馬ですが、この条件限定では3着以内に必ず来る。
まさに軸馬タイプBに合致する。
軸1頭で3連複と3連単1着固定、人気薄4頭を
相手に購入(3連複A-B.C.D.E 6点買い / 3連単A⇒B.C.D.E 12点買い)の
合計18点買い。その結果・・・
軸馬A 1着 サンライズノヴァ (3番人気)
相手B 2着 ソリストサンダー (11番人気)
相手C 3着 エアスピネル (8番人気)
相手D (4着)ワンダーリーデル (5番人気)
相手E (5着) タイムフライヤー (1番人気)
なんと軸馬と相手4頭の全馬が1~5着に入り三連複軸1頭的中。
さらに軸馬が1着に来たため3連単1着固定も的中。
さらに2.3着に人気薄2頭、1番人気が着外となり高配当の結果となりました。
3連複:37,010円 3連単:203.670円の大儲け!
*購入資金わずか1,800円が240,000円に
競馬予想の仕方で外してはいけない鉄則
競走馬は生き物です。そんな規則性はないでしょ。
いやそれが競馬100年の歴史の中での定石はあるのです。
もちろん100%ではないですが、それは過去のレース傾向からです。
絶対来る馬・来ない馬、新聞の予想印に惑わされ買ってはいけません。
ちなみに、私は軸馬の精度をとことん高めるためにコンピ指数を使っています。
これまでに数多くの能力指数を参考にしてきましたが、コンピ指数に勝てるものはありません。
過去のデータもすべて1つのサイトで完結できるのでとてもおすすめです。
また、コンピ指数について詳しく解説している記事もあるのでぜひご覧ください。
>>[今すぐ使える]コンピ指数で競馬予想!3つの活用法で新聞は不要!
競馬の法則:頭堅けりゃヒモ荒れる。
1番人気が単勝で2倍以下のような軸馬Aのレースでは、相手には5番人気以下の
ヒモ穴がついてくるケースが多く、概ねその傾向が強いです。
年間通じての全レースにおいて1・2番人気で決まるのはわずか14%程です。
ここで買ってはいけない相手は2・3番人気。
特に馬連・馬単については購入点数を1・2点に絞り、堅い相手に置きに行く買い方。
(置きに行くとは野球で投手が確実にストライクを取りに行く時に、打たれるのを覚悟にど真ん中ストライクを投げる事)馬券で、多く資金を投入する買い方。
これはむしろ堅くはなく人気のどちらかが飛ぶケースが多いです。
もし1・2着に1・2番人気で買うなら、3着に人気薄の穴馬を狙います。
その場合は3連単1.2着固定から、3着に7番人気以下の下位人気で流す
3連単フォーメーションをおススメします。
競馬の法則:馬券的中のカギは前走にある
馬券を的中する上で購入するレースと、全走(ステップ)レースの関連性は
とても重要なファクターです。
ポイントは前走レースの位置づけと、馬券購入対象の馬が全走より好走条件が
どうなのか比較検討することが必要です。
・前走の位置づけ
前走上位着順の馬が勝つレースか、又は上位人気馬が強いレースか。
前走が同じ条件クラスやハンデ戦なら前者、重賞のトライアルレース等であれば
目標が先の馬は後者の傾向が強いです。
言わば馬の勢いと格、それとそのレースにかける本気度を見極めることが大切です。
ただ連勝してレースの望んで来る馬は、格上挑戦かつ人気薄でも狙うべきです。
それに対して格上の馬が出走してくる場合は、先に本番レースを控える場合、
人気が先行し凡走(叩きレース)するケースが多いです。
<前走との好走条件比較> 競馬新聞の成績欄の見方を覚える
競走馬の能力を判断するために競馬新聞の見方を覚えておきましょう。特に、重要視したい項目は以下の通りです。
レースの格(グレード)
・同条件クラス・昇級戦・降級戦など馬の力が通用するかどうか。
相手関係
・別定戦かハンデ戦かにもよりますが、その馬より強い馬、同型馬はいるか
コース・距離(競馬馬)・脚質適正
・開催時期と天候によりますが、その馬の脚質(逃げ・先行・差し・追込み)が
コース形態に合っているかどうか(直線が長い・短い、坂がある・ないなど)
斤量(ハンデ)
・前走と比べて重くなる又は軽くなる(基本昇級すれば重くなる)
別定戦は一定斤量、ハンデ戦なら強い馬は重く、力のない馬は軽くなります。
騎手(乗り替わりなど)
・まだ幼い2歳馬や牝馬には乗り替わりはマイナス要素です。
その馬の癖や走り方をよく知っている乗りなれた騎手が良いです。
着差(勝ち馬の場合は2着と、その他は勝ち馬とのタイム差)
・非常に重要な要素です。基準は0.1秒差が1馬身で負けても03~0.5秒まで。
0.5秒以上大差負けからの巻き返しが可能どうか。
競馬新聞の見方についてはこちらの記事で解説しているのでぜひご覧ください。
>>競馬新聞の見方を徹底解説!プロが共通して見ているポイントを紹介!ネット馬柱の有効性も
以上、馬券的中・儲かる馬券の買い方について、重要ポイントの解説をしました。
この記事をご覧いただいた方が万馬券をGETできますようにお祈り致します。