「馬単とは、どんな買い方?」
「馬単の流しやボックス、フォーメーションって何?」
「馬単を当てるコツってあるの?」
1着と2着の馬を順番通りに当てる馬券、馬単。万馬券も狙える馬券の買い方ですが、大きな配当の分当てるのは決して簡単ではありません。
この記事では、
「馬単がどういった買い方でどんな人が向いているか」
「馬単流しやボックス、フォーメーションの解説」
「馬単で狙うべきレース、当てるためのコツ」
について解説します。
馬単は「なんとなくこの馬が勝ちそう」で買う馬券ではありません。馬単の狙い方や買い時が分かれば3連単の当て方にもつながります。大きな配当を狙って当てに行く方法を押さえていきましょう。
馬単とは?大きな配当を当てたい人におすすめの買い方!
「馬単」は1着と2着の馬を順番通りに選ぶ買い方です。順番を指定しなければいけないので難易度が高く、その分当てた時の配当は大きくなります。
自分の予想に自信があり、大きな配当を狙っていきたい人におすすめです。「なんとなくこの馬がきそう」と、予想に根拠がない場合にはあまりおすすめできません。
断然人気馬が怪しい場合や、他の馬に予想の根拠がある場合などに特に効果的です。断然人気馬が着外になった場合には大きな配当が見込めます。
2着以内に入る馬が選べ、着順まで絞りこめる場合に馬単を選んでください。馬単の考え方は3連単にもつながり、大きな配当を当てにいく買い方です。
馬単とはレースの着順を当てる単勝系の馬券!運だけでは難しい
馬単は単勝系の馬券であることを意識してください。2頭以上選べると、的中の範囲が広いと勘違いをしてしまいがちです。やみくもに目先のレースを買ってしまう人は特に注意しましょう。
順番まで指定しなければいけない単勝系の馬券は、やはりシビアで難しいです。たまたまの当たりはあっても、運だけで勝ち続けることは不可能だと言えるでしょう。
競馬は最大で18頭が同時に走ります。単勝1点を当てる確率は1/18ですが、馬単は1/306となり、確率は0.3%しかありません。
低い確率を高めるために、馬単を狙う上では、単勝を当てるコツや当てる買い方を押さえてください。単勝系の馬券なので、単勝の考え方を応用可能です。
こちらの記事で、単勝を当てるコツを紹介しているのでぜひご覧ください。
>>競馬で単勝を当てるコツ!引き算の考え方を取り入れる!勝つのは1番不利なく走れた馬
馬単のおすすめな買い方!
上記で、馬単が当たる確率は0.3%しかないと触れましたが、あくまでも1点で買う場合の確率です。低い確率を狙って当てにいくために、複数点買う買い方が基本となります。
たくさんの点数を買うことにより確率を高めていく方法は競馬の買い方の基本です。たくさんの買い目を買うことを「多点買い」と呼び、買い方のパターンがあります。
買い方のパターンは主に、以下の3つに分かれます。
・馬券の基本「軸1頭流し」
・本命が決まらない時は「ボックス」
・高い的中率「フォーメーション」
上記の買い方は馬単だけではなく、どの馬券種にも応用可能です。それぞれ見ていきましょう。
馬券の基本!「軸1頭流し」
軸1点流しは競馬の買い方の基本であり、王道的な買い方です。馬単の軸1頭流しは、1着になる馬を決め、2着になる相手馬を複数選びます。軸馬を1着に指定して流す場合は馬単1着流し、軸馬を2着に指定する場合は馬単2着流しと呼びます。
馬単流しのメリットは軸馬を決めることにより、少ない資金でも大きな配当を狙っていける点です。買い方に慣れてきたら、軸馬の自信度により金額の調整を行い、当たった時の儲けを大きくしていくことも可能です。
ただし、馬単流しのデメリットは軸馬が1着、2着流しの場合は2着を外したら、その時点でハズレという点。いくら相手馬が当たろうと、軸馬がいなければハズレてしまいます。
「単勝を当てるのが得意」という人はぜひ馬単流しに挑戦してください。単勝よりも難しくはなりますが、配当が高い分ドキドキ感も大きく、緊張感も楽しめる買い方です。
軸1頭流しを当てるコツ!軸馬は人気に関係なく1着になる確率が1番高い馬を選ぶ
軸馬は人気に関係なく1着になる確率が1番高い馬を選ぶことが重要です。軸馬を選ぶ際に人気を意識してしまうと、自分の予想がぶれてしまいます。競馬に慣れている人ほど、人気所が強いと分かっているため、人気所に引っ張られてしまうのです。
根拠をもって選んだ馬なのに、オッズを見ると全然売れていない。自分の予想が間違っていたのではないかと思ってしまう。このような場合で軸馬を変えハズレたらとても悔しいですね。
人気所から軸馬を選ぶことは間違いではありませんが、人気に引っ張られ、予想がぶれると大体上手く行きません。人気に左右されることなく、自分の軸馬を選び勝負をしましょう。
相手馬は人気馬、穴馬をバランスよく選ぶ
軸馬は自分の自信がある馬を選ぶことが大切です。しかし、相手に選ぶ馬は、多少根拠が薄くても人気のない馬も含めバランスよく買うことをおすすめします。
馬単が万馬券になる理由は、誰もが注目をしていなかった、買う理由が見つからないような馬が飛び込んでくるからです。そういった馬を選ぶためには、ある程度機械的に選ぶ必要があるでしょう。
「軸馬は当たっていたのに」と、悔しい思いをしないためにも、人気馬や穴馬をバランスよく選びましょう。競馬の運要素を強引につかみに行くイメージです。
本命が決まらないときは「ボックス」
「本命や軸馬が決まらないけど、大きな配当を狙っていきたい」「馬同士の実力が近く、どの馬が勝ってもおかしくない」そんな時は馬単ボックスを活用してください。
ボックス馬券とは選んだ馬の組み合わせをすべて買う買い方です。馬単ボックスであれば、選んだ馬が1着と2着であればどれでも当たりです。
人気馬が着外になった場合や、思わぬ組み合わせになると、非常に大きな配当を得る事もあります。記録に残るような特大万馬券も、おそらくボックスで買った馬券だと考えられます。
馬単ボックスのポイントとして、以下を紹介します。
・馬選びよりレース選びが鍵!
・買いすぎると損をする?!点数に注意!
馬単ボックスは初心者にもおすすめ!馬選びよりレース選びが鍵!
ボックス馬券は、人気馬が着外になった場合や誰もが注目していなかった馬が絡んだ時に最大の強みを発揮します。強みを最大にするためには、馬そのものよりも、レースの波乱度を予想することが重要です。
レースの波乱度を予想するためには、オッズやレースの出走メンバーから展開を考えていくことが有効です。逃げ馬や追い込み馬の数、オッズの割れ具合などでおおよその判断ができます。
また、レースの波乱度の判断には、コンピ指数が役に立ちます。傾向のつかみ方が分からない人はぜひこちらの記事をご覧ください。
>>[今すぐ使える]コンピ指数で競馬予想!3つの活用法で新聞は不要!
買いすぎると損をする?!馬単ボックスは点数に注意!
馬単ボックスは選んだ馬の組み合わせをすべて買う買い方なので点数が跳ね上がります。点数を増やしすぎると、いくら大きな配当が見込める馬単とはいえ、当たっても損をする可能性があります。
ボックス買いをする際には、買っても良い馬の頭数を決めておきましょう。当サイトでは、馬単ボックスの頭数は6頭をおすすめしています。本命どころと穴馬をバランスよく買うためにちょうどいい点数だと言えるでしょう。
6頭ボックスをおすすめする理由についてはこちらの記事で紹介しています。ぜひご覧ください。
>>馬単ボックス馬券の買い方を徹底解説!購入点数は何通り?レースの選び方を紹介
高い的中率!「フォーメーション」
フォーメーションは1着、2着馬に複数頭指名する買い方です。軸1頭流しが軸馬を1頭選ぶことに対し、フォーメーションでは2頭以上選びます。流しよりも狙いを広げ、ボックスよりも点数を広げない中間的な買い方です。
例えば、以下のようなフォーメーションを組んだとします。
1.2-3.4.5
上記の場合、的中馬券は以下の通りです。
1-3 1-4 1-5
2-3 2-4 2-5
軸馬同士の組み合わせも含め、1-2.2-1の買い目を組むことも可能です。
さまざまな展開に対応することができ、資金の調節もしやすくなります。馬単において、フォーメーションは非常に効果的です。フォーメーションの買い方の1例を紹介します。
軸馬2頭、相手馬6頭のフォーメーション
馬単フォーメーションの1例として、軸馬2頭、相手馬6頭の形を紹介します。点数を広げすぎず、大きな当たりを狙っていける買い方としておすすめな形です。
軸馬を2頭選ぶことで、さまざまな展開に対応可能です。
・軸馬1頭を人気馬、もう1頭を穴馬
・1頭目を逃げ馬、もう1頭を追い込み馬
上記のような反対の性質の馬を軸馬に選ぶことで、予想外の展開にも対応できます。
相手馬の選び方は、上記に紹介した通り人気馬や穴馬をバランスよく選ぶことがおすすめです。本命サイドには金額を厚めに、穴馬券は金額を控えめにするといった金額調整を行うことで、利益を最大にすることができる買い方です。
もちろん、軸馬や相手馬のパターンはレースによって増減させることが有効です。その他のパターンもこちらで紹介しているので、こちらの記事もご覧ください。
>>馬単フォーメーションの買い方!最強はフォーメーションに資金配分!
馬単の儲かる買い方!断然1番人気がいるレースは馬単で買うべきなのか
馬単でもっとも利益のでる場面は、断然1番人気馬が着外になった時。断然の人気馬を買うべきなのかという点は競馬においてずっと議論される点です。競馬は1番人気が1番強いというのはデータからも明らかになっています。
1番人気馬からの馬券は配当も安く、できれば買いたくないという気持ちも出るでしょう。結論として、断然の1番人気を軸に買い続けることは長期的な目線で見ると、「勝てない」と考えます。
1番人気と言えど、必ず勝てるわけではありません。長い期間のデータによると半分の確率で負けることが分かっています。しかし、1番人気は注目度が高く、多くの人が軸として買いたくなります。
結果として、実力よりも買われすぎな「過剰人気」となるのです。実力が過剰評価されやすい1番人気を買い続けると勝てない可能性が高いと言えるでしょう。馬券で利益を出すためには、断然の人気に逆らうという考えが必要となります。
まとめ:馬単は買い方のパターンを押さえることで大きな配当を狙える!
今回は馬単のおすすめな買い方の紹介をしました。馬単は1点で当てることが難しく、多点買いが前提となる買い方であると言えるでしょう。馬単の買い方のパターンは以下の通りです。
・馬券の基本「軸1頭流し」
・本命が決まらない時は「ボックス」
・高い的中率「フォーメーション」
それぞれの特徴や買い方の紹介を押さえて、場面に合わせたパターンに合わせて行きましょう。馬単は単勝の考え方が応用できる馬券です。馬単を上手に当てられるようになったら、3連単にも挑戦してみてはいかがでしょうか。