馬連ボックス買いは競馬の初心者でも比較的簡単に当てることができる馬券の買い方です。競馬はさまざまな馬券の買い方ができることが魅力ですが、買い方の種類が多くて慣れるまではわかりにくいかもしれません。
競馬の馬券と言えば3連単が思い浮かぶ人は多いと思います。しかし、3連単は当たった時の金額は大きいのですが、その分なかなか当たりません。金額も魅力的ですが、まずは当てることで競馬の楽しさを知りたいですね。
この記事では馬券の買い方がわからずに悩んでいる人のために馬連のボックス買いについて紹介します。買いたい馬が多くなると点数や金額の計算も多くなりますが早見表を見ていればすぐに覚えることができます。
また、馬連ボックス買いのメリットやデメリットについてもお伝えするのでぜひ参考にしてください。
馬連のボックス買いとは?当てやすい馬券の買い方!
まず、馬連とは1着になる馬と2着になる馬を当てる馬券、1着と2着の順番は関係ありません。競馬で2頭以上を選ぶ馬券を1点で当てることは非常に難しいため、複数点購入することが通常です。
馬連という馬券についてはこちらの記事で解説しています。
>>馬連とは?競馬初心者にも買いやすい馬券!特徴を解説、馬単との違いまで
ボックス買いとは選んだ馬が1着と2着になる組合せを全て買う馬券です。5頭選んだ場合では5頭の内どれでも2頭が1、2着に入れば当たりになる馬券、分かればシンプルで当てやすい馬券と言えるでしょう。
初心者の人やはじめて馬券を買う人は自分の誕生日の数字から番号を選び買ってみるということもあるでしょう。ボックス買いでは記念日馬券などの番号だけでの予想でも十分に当てることが可能で、万馬券まで狙えます。
しかし、ボックス買いは選んだ馬すべての組み合わせを買うことから買う馬を増やすたびに点数や金額の計算が難しくなってきます。以下に頭数ごとの買い目点数や金額を紹介します。
ボックス買いの点数早見表と計算方法
ボックス買いはわかりやすい馬券ですが、頭数を増やすと点数がどう増えていくのかは分かりにくいかもしれません。
頭数を増やした場合の計算方法
頭数×(頭数-1)÷2
上記の計算方法で点数を出すことができますが、馬連に関しては計算までしなくても表から簡単に覚えることが可能です。そもそも計算が必要なほど買ってしまうと間違いなく損をするので覚えられる範囲までしか買ってはいけません。以下は馬連の頭数ごとの点数と金額の早見表です。
頭数 | 点数 | 金額 |
1頭 | - | - |
2頭 | 1点 | 100円 |
3頭 | 3点 | 300円 |
4頭 | 6点 | 600円 |
5頭 | 10点 | 1000円 |
6頭 | 15点 | 1500円 |
7頭 | 21点 | 2100円 |
8頭 | 28点 | 2800円 |
9頭 | 36点 | 3600円 |
10頭 | 45点 | 4500円 |
11頭 | 55点 | 5500円 |
12頭 | 66点 | 6600円 |
13頭 | 78点 | 7800円 |
14頭 | 91点 | 9100円 |
15頭 | 105点 | 10500円 |
表では参考までに15頭までのボックスをまとめましたが、一般的によく使われるのは3頭ボックス、4頭ボックス、5頭ボックス、多くて6頭ボックスあたりとなっています。
当たりやすさと当たった時の金額を考えると3~6頭ボックスをレースごとの波乱度に応じて使い分ける、といった方法がボックスの買い方です。上記のボックスの主な使い方を紹介します。
3頭ボックスは人気馬を中心に
3頭ボックスは上位人気馬から3頭選ぶことが一般的な買い方です。主に、上位人気馬(1~3番人気)が圧倒的に勝つだろうと言われているけどその中でどの馬が1着になるかわからない。1、2着が人気馬のどれかわからないときに有効です。
つまり、わからないなら全部の組合せを買ってしまおうという作戦です。3頭のボックスでも3点、金額は最小で300円で済みますが、当たる確率的には1番高い部類の買い方になります。
初心者の人は金額面での期待度が低いと思ってしまいますが、実際には当たる確率が非常に高く使う場面を間違えなければ儲かる買い方です。
4頭ボックスは穴馬も絡めて買う
馬連4頭ボックスは3頭ボックスから買う馬を1頭増やした馬券です。1頭増やしただけですが、点数は6点になるので注意してください。4頭ボックスは上記の3頭ボックスの人気馬に加え、穴馬を加えて買うことが基本的な戦略です。
人気所だけのボックスはたしかに当たりやすくはなりますが、当たった時の配当金が少なくなってしまいます。それにより、儲けるためには当て続けなければなりません。4頭ボックスでは、穴馬を絡めることにより1度の当たりでの勝ち額を増やす狙いがあります。
実際に人気馬以外が2着以内に入る確率もかなりの頻度であることから有効な買い方です。人気馬2頭、穴馬2頭のボックス買いをすれば、穴馬同士での決着だった場合万馬券も狙えます。
5頭ボックスはバランスが取れた買い方
馬連の5頭ボックスは5頭の内2頭が2着以内に入れば当たりとなる買い方、点数は10点です。主に、人気所の実力が怪しくレースが波乱傾向にある場合に有効。人気馬と穴馬をバランスよく買うことをおすすめします。
10点1000円という金額から競馬をはじめたての人には多少高めに感じられるかもしれませんが、当たりと配当金を考慮した場合4頭ボックスか5頭ボックスが現実的な買い方です。
人気馬を多めにするか、穴馬を多めにするかは好みによります。人気所が信用できるから人気馬を多めにする、波乱が見込まれるから穴馬を多めにするといった予想ができれば競馬上級者への第一歩です。
6頭ボックスは損をする可能性がある
6頭ボックスは点数にすると15点、金額では1500円~です。馬連のボックスでは多少点数が多い印象となってきます。使うならばレースが人気所で決まらない波乱傾向の時に使いましょう。
人気所を多めにした6頭ボックスでは当たっても15点という点数に配当金が追いつかない可能性が出てきます。1500円買って当たっても1000円という場合では500円損をしてしまいますね。
穴馬だけでの決着となれば高配当が見込めますが、当たる確率は低くなり6頭ボックスを買う金額の方が高くなってしまうでしょう。自身のある穴馬がいて広く買いたい場合には有効ですが、6頭選べるわりに儲けることが難しい馬券となってきます。
馬連ボックス買いのメリット!当てやすく配当も期待できる
馬連ボックス買いのメリットはやはり当てやすさのわりにそれなりの配当金が見込めることでしょう。手広く買うことでレースの最後まで自分の買った馬が上位争いをしてくれる可能性も高く競馬の楽しさを味わえることも魅力です。
最大の特徴でありメリットは軸となる馬を決めなくてもいい点。穴馬を絡めたボックス買いでは人気馬が圏外になってしまった場合でも当たりを狙うことができます。予想ができなかったような展開でも当てることができ、意図せずに万馬券を当てることも可能です。
また、競馬で当たりを重視する人やより当てる確率を高めたい人はワイド馬券もおすすめです。
ワイド馬券は1~3着に入る馬を当てる馬券です。もちろんボックス買いもできるのでより当てる確率を高めることができる馬券です。ワイド馬券は当てやすさから連続で当たりを狙い続けることも可能です。
あわせて買いたい!ワイド馬券
当ブログでは、さまざまな馬券種を組み合わせて買うことを重要視しています。1種類の馬券では「惜しくもハズレた馬券」や「予想できない組合せ」がどうしても出てくるでしょう。違う馬券種を買うことで、「偶然の当たり」を「確実な当たり馬券」に、確実な当たりの利益を最大に引き上げます。
ボックスに限らず、馬連を買う際にはワイドもあわせて買うことをおすすめします。詳しい理由はこちらの記事でも解説しているのでご覧ください。
>>馬連とワイドの違いを比較!どっちを買う?
上記の記事でも解説していますが、馬連は穴馬から、ワイドは人気サイドからの買い方がお得な傾向にあります。馬連で穴馬の高配当を狙いつつ、ワイド人気サイドで確実な当たりを狙っていくことが非常に有効です。上手く全的中した時の効果は抜群。1度に大きな利益も狙えるでしょう。
馬連で高配当を狙い、ワイドで攻撃的かつ保険馬券としても機能させることが可能です。馬連ボックスはワイドと組み合わせることで威力を最大限に発揮します。
ワイドの買い方についてはこちらの記事で解説しているので、ぜひご覧ください。
>>ワイド馬券で競馬は勝てる!
馬連ボックス買いのデメリットはトリガミ
対して馬連ボックス買いのデメリットは購入点数や金額が増えてしまい、トリガミになる可能性が出てくる点。トリガミとは買った金額よりも当たった金額のほうが安い、当たっても損をしてしまう馬券のことです。
人気馬同士の決着では配当金も安くなり、1000円もいかないことの方が多くなります。5頭や6頭のボックスで人気馬同士の決着ではトリガミになるリスクを考慮しなければなりません。
せっかく当たったのに損をしてしまうのでは馬券を買う意味がなくなってしまいます。ボックス買いでは配当と点数を考慮した買い方を選ぶ必要があるのです。
鉄板の軸馬と穴馬を簡単に見つける方法を解説!
「点数を抑えられても肝心な狙い馬の見つけ方が分からない!」
「相手にどんな馬を選べばいいのか分からない!」
上記のように思い結局馬券を当てられない人も多いはず。組合せ方が分かってもレースの条件はそれぞれ違うので、どの馬を選べばいいのかが一番難しいですね。
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こちらの本で、具体的な軸馬と穴馬の狙い方をピックアップし、フォーメーションを組み合わせることで、コスパよく大きな配当を狙うことができるでしょう。
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ボックスの点数はすぐに覚えられる!波乱度を読んで頭数を調整しよう
今回は馬連ボックス買いの点数を中心に頭数ごとのボックスの買い方やメリット、デメリットの紹介をしました。ボックス買いは当てやすさのわりにそれなりの配当金が見込める初心者の人にもおすすめの買い方です。
点数に関してはボックス買いを続けていれば自然と覚えてしまいます。慣れてくるとレースごとの波乱傾向を探ることができ、ボックスなら何点まで、という計算が一瞬でできるようになります。
馬連ボックスは初心者の人にもおすすめの馬券ですが上級者の人でも頻繁に買う買い方です。ボックス買いを覚えることでより競馬を当てやすく、楽しさを感じることができるようになります。
競馬を楽しむために馬連ボックス買い、ぜひマスターしてください。