競馬で枠連は儲かる買い方なのか。馬券を買う上で誰もが疑問に感じることですね。
枠連ってどんな時に買えば良いの?
枠連なら馬連の方が儲かるのでは?
そもそも枠連の存在を忘れていた!
この記事では、そんな疑問を解決するため枠連は正しい買い方で儲かる馬券になることを解説。また、枠連を選んだ方が得をする場合も紹介します。
枠連を無視して馬券を買うのは非常にもったいないです。なぜ枠連なのかということや、あえて枠連を選ぶ理由が分かり、きっと試したくなるでしょう。
枠連とは?正しい買い方で儲かる馬券
枠連とは、1着と2着になる馬の枠番号を当てる馬券です。組み合わせとして当たっていれば良いので、1着2着の順番は問いません。イメージ的にはヘルメットなどの色で決める馬連です。
馬の枠番号とは内から白、黒、赤、青、緑、黄色、オレンジ、桃色となり、出走頭数によって1枠の頭数が決まります。
12頭立て | 1枠~4枠まで1頭5枠~8枠は2頭ずつ |
18頭立て | 1枠~6枠までは2頭づつ7枠8枠は3頭ずつ |
上記のように枠に割り当てられます。最近競馬を始めたばかりの人は「馬」で選ぶため少しとっつきにくいかもしれません。しかし、枠連は馬券の中でもはじめの方に発売された馬券。ベテラン馬券家にはなじみ深い馬券です。
ここからは枠連が実は初心者にも勝ちやすい馬券であることを説明していきます。
- 馬連より少ない点数で当てやすい
- 予想自体が外れても馬券は当たることがある
- オッズの変動が小さい
馬連より少ない点数で当てやすい
枠連のメリットとして、当たる確率が高いことが挙げられます。同枠に2頭以上いるため単純な確率で見ても当たる確率が高いです。
例えとして、馬連と比較してみましょう。馬連で1-2の1点を買った場合の当たりは1-2の組合せ1点です。
フルゲートの枠連では、1-2の中に1枠2頭、2枠2頭がいるため、1-3.1-4、2-3.2-4と当たりは4通りになります。
単純な確率で見ても4倍当たることになります。同枠を含めれば6倍。馬連より少ない点数で当てることができる馬券です。
予想自体が外れても馬券は当たることがある
フルゲート(18頭)の場合、同じ枠に2頭以上入ります。枠連では本命として予想して買った馬が外れても、同枠の馬が勝ち、予想は外れても馬券は当たりということがあるのです。
特に、本命として買った枠のもう一頭が穴馬だった場合には予期せぬ大きな配当を手にできます。競馬は本命馬のちょっとしたことでも結果が入れ替わるため保険としても機能します。
例えば、本命と中穴の枠、本命と穴馬の枠で買っていた場合。当たる確率はかなり高く、仮に、本命馬が1頭着外になった場合には大きな配当になります。
上記のように当てに行きつつ、予期せぬ自体にも対応ができる。1点で本命と穴馬の両方がカバーできるというのは大きなメリットです。
オッズの変動が小さい
枠連は他の馬券に比べ、オッズの変動が小さい傾向にあります。少しずつ利益を重ねることや、当たったのに損をしてしまうことを防げるというメリットだと言えるでしょう。
特に、本命寄りの馬券を買う時には大きく影響します。オッズの変動が大きいと掛ける金額が決まらず、当たった時の利益が読みづらいのです。
馬連や3連単など人気の馬券種では、買った時は5倍の配当だったのにレース後は2倍だった。売り上げの大きい馬券ではよくあることです。
枠連はオッズの変動が小さいので、掛ける金額や当たった時の利益を調整しやすいのです。金額を考える時間を予想に使うなど、効率の良い買い方ができます。
枠連を買う時に知らないと損をする!オッズのゆがみ
上記の通り、オッズの変動が小さいという点は、枠連を買う上で非常に重要です。単純に当てたくて枠連を選ぶのでは損をする可能性があります。
枠連を儲かる馬券にするためには、オッズのゆがみという言葉を知ってください。馬連をはじめとする他の馬券種とオッズのゆがみを比較することが枠連を買うポイントです。
オッズのゆがみとは:新聞やSNSなど外部メディアの影響で、馬本来の実力とオッズのバランスが合っていない状態。または、3連単などの売り上げが高い馬券と枠連など売り上げの低い馬券のバランスがおかしい状態。
競馬で長期的に勝つためにはオッズのゆがみを狙うしかないとまで言う人もいます。特に、枠連はWIN5を除く全馬券種で一番売り上げが低い馬券です。オッズのゆがみが目に見えて確認できる場合もあります。
枠連を買ってみたいと思った人や、馬連と迷った人はオッズを見て比較することをおすすめします。具体的に比較してほしいポイントは以下の通りです。
枠連と馬連のオッズを比較する
枠連のオッズの歪みを見つけるために一番分かりやすいのは馬連のオッズと比較することでしょう。枠連と馬連は似た性質の馬券であり、通常であれば当たる確率が高い枠連の配当が安くなるはずです。
しかし、オッズの歪みが起こっている場合、配当が逆転していることがあります。断然に有力な馬がいるときにたまに見られる現象で、枠連より馬連の売り上げが高く、大きな金額を賭ける人がいるためです。
もちろん、何倍も違うようなことはありませんが、馬連5倍に対し枠連は6倍ということもあります。仮に、馬連との配当が同じだとしても、1枠に対し2頭いる枠連の方が当たる確率も儲かる確率も高いです。
競馬のベテランである人でもそもそも枠連のオッズを見ない人もいます。逆に、オッズをもとに予想をしている人は必ず見ているポイントで、バランスのおかしいオッズがあるときには通知が届くようにしていることも。
枠連と馬連、どっちが得をするのか迷ったら、オッズを見比べて決めましょう。
枠連は同枠が儲かる?ゾロ目のオッズを比較!
枠連の同枠(ゾロ目)の組み合わせは同じ買い目の馬連と比較すると配当が高くなることがあります。馬連などで買いたい馬が同じ枠に入っていた場合には特に抑えておきたいポイントです。
詳しくは後述しますが、売り上げの影響による、オッズのゆがみが原因です。馬連より配当が高いか同程度であれば当たる確率が高い枠連の方が得をします。
ただし、同枠(ゾロ目)の配当の方が安くなる場合もあります。
なぜ、ゾロ目の配当が高くなるのか理由を知り、考えてみることが大切です。得をする馬券の選択ができれば儲かる馬券につながります。
オッズを見れば分かる場合や、結果的に同枠(ゾロ目)の配当が高くなった場合などさまざまですが、特に以下のことが影響すると考えています。
なぜ枠連の同枠・ゾロ目が高配当になるのか
なぜゾロ目が高配当になるのかに関して、馬券が買われる時間とボックスの存在が影響していると考えています。
同枠の配当が高くなる理由について詳しく解説します。
馬券が買われる時間による影響
オッズは売り上げによってレース直前まで大きく変動します。馬連の配当が高ければ馬連に売り上げは集中しますね。
そして、大きな金額で買う人はレース直前に購入します。結果として、レース前は馬連の方が高かった配当が締め切り後にゾロ目の方が高くなるといったことになります。
つまり、どういった売れ方をするのか読めれば同枠(ゾロ目)で得する場合も分かるのです。
枠連ボックスに同枠は含まれない
普段、枠連を買わない人などには意外と知られていませんが、枠連ボックスには同枠の買い目が含まれません。
1.2.3枠のボックス買いの買い目は以下の通り。
1-2
1-3
2-3
順番は問いませんが、1-1や2-2といった同枠の買い目は含まれません。
そして、ボックスは非常に人気のある買い方で売り上げも高いです。しかし、上記の事実を知らない人や同枠はいらないとしている人から買われず、配当が高くなっているのかもしれません。
自分が買いたい馬が同じ枠に入っていた場合のオッズは忘れずに見ておきましょう。
初心者にもおすすめ!勝てる枠連の買い方
上記を踏まえた上で、枠連のおすすめな買い方を紹介します。ただし、馬券を本当に初めて買う人には枠連はあまりおすすめできません。
枠連は他の馬券種と比較して儲かるオッズで買う買い方です。できれば、実際に少し馬券を買ったことがある人に向きます。
枠連を買う際には、オッズの見方が分かり、どっちを買ったらいくらになるか分かるようにしてください。
荒れそうなレースの同枠を含めたフォーメーション
あまり競馬に慣れてない人にもおすすめな枠連の買い方は同枠を含めたフォーメーションです。同枠を含めて買う擬似的なボックスのような買い方です。
仮にひとつの枠に2頭いる5.6.7.8枠というボックスの場合、枠にいる全ての馬の組み合わせが当たりです。そのため、当たる確率がとても高いと言えるでしょう。
また、上記に説明した同枠を含めることがポイントです。ボックスでは同枠を含めないためフォーメーションの形で買います。
ただし、当たっても損をする(トリガミ)には注意が必要です。点数とオッズのバランスを見ながら買うことが重要です。
有力な馬2頭が同枠の場合は流し
実力のある馬同士が同じ枠にいる場合はその枠から流しで買いましょう。こちらに関しては同枠は含めずに買うことをおすすめします。
競馬は有力視されている馬が勝つ確率が非常に高いです。やみくもに穴馬から買っても外れることが多くなります。しかし、不思議と有力馬だけでの決着も少ないのです。
上記から、同枠を含めずに買うことで、当たる確率を高めつつ大きな当たりを狙えます。枠連であれば、購入点数も抑えられるので一点に対し大きな金額を賭けられます。
有力馬が入った枠から中穴(4番人気以下)への流しは非常に有効です。枠に穴馬が含まれ、予想が外れても大きな配当を得ることもあります。
有力馬がそろった枠からの流しは非常に当たる確率が高いので、ぜひ試してみてください。
地方競馬じゃないと買えない馬券!「枠単」
ここまでは、枠連について紹介しました。ここからは、地方競馬でしか買えない「枠単」について触れてき行きます。
枠単は枠連と同様、枠を指定する買い方。枠連は着順は問いませんが、枠単は1着2着を当てなければなりません。
枠単は、中央競馬にはなく、地方競馬でしか買えません。しかし、この枠単は儲かる可能性がとても高い馬券の買い方です。
単純に当たる確率が高くなることも理由ですが、オッズのひずみがより分かりやすく現れます。地方競馬は売上が少ないため、売上の高い馬単に金額が集中するとすぐに配当が下がります。
つまり、馬単とまったく同じ買い目なのに枠単の方が当たる確率も高く儲かる。オッズが上下しやすい地方競馬ではよくあることなので、枠単はとてもおすすめの馬券の買い方です。
地方競馬を買うならJRA公式だと損をする
ただし、地方競馬はJRAなどの公式から買うと損をします。
まとめ:枠連は他の馬券オッズと比較して買う
今回は枠連が儲かる馬券なのかという疑問について解説しました。枠連は全馬券の中でも売り上げが低い馬券。売れていないという盲点をつくことで十分儲かる馬券になると言えます。
枠連を買う上で、馬連をはじめとする他馬券種とのオッズを比較しましょう。他馬券種とのオッズを比較することで儲かる買い目が見えてきます。
また、枠連は同枠は買うべきなのか?という疑問の解説もしました。同枠は同じ買い目の馬連と比較しても儲かる場合が多々あるので、忘れてはいけない買い目です。
高配当に隠れて忘れられがちな枠連ですが、古くからある定番の馬券でもあります。決して儲からない馬券ではなく、現在だからこそ狙い目な馬券でもあるのです。
地方には枠連だけではなく「枠単」といった買い方もあります。ぜひ有効に活用して、競馬をより楽しめるようにしましょう。