七夕賞でツインターボが逃げ切れた理由を3つ紹介!2021年は逃げ馬を買うべきか

2021年7月23日

七夕賞 ツインターボ

日本競馬史上、最後の個性派と呼ばれる名馬「ツインターボ」。その豪快な逃げっぷりをご覧になったことはあるでしょうか。

ツインターボで印象深いレースは、今週福島で開催される「七夕賞」です。この記事では、ツインターボが七夕賞で伝説になった理由を3つ紹介します。また、今週の七夕賞でツインターボのような馬が現れるのか、過去の傾向を踏まえ見ていきます。

ツインターボは過去最高の個性派!七夕賞で伝説となった

七夕賞 ツインターボ

画像引用:ツインターボとは (ツインターボとは) [単語記事] – ニコニコ大百科

ツインターボは日本競馬史上最後の個性派と呼ばれる名馬です。「これはツインターボ!全開だ!ターボエンジン!逃げ切った!」という実況の名フレーズは今も語り継がれています。

ツインターボはとにかく逃げて逃げて逃げまくる、極端な大逃げを得意とする馬でした。逃げがはまれば圧勝、ターボが切れれば惨敗という極端な成績からも、個性派と呼ばれる理由です。

しかし、ツインターボはG1で勝ったこともなければ2着もありません。生涯戦績は35戦6勝という、ある意味平凡な戦績です。

では、なぜここまで注目を浴びたのか。1993年7月11日、「七夕賞」」で衝撃的な逃げ残りを果たしたためです。どんな走りをして、伝説と呼ばれる様になったのか、詳しく見ていきましょう。

ツインターボが七夕賞で伝説となった3つの理由

七夕賞 ツインターボ 伝説

1993年の七夕賞は逃げ馬が4頭も揃っていました。4頭とも逃げれば超ハイペースとなり、逃げきれない事は明らかです。

それでも、ツインターボは「大逃げ」の戦法をとりました。当然のようにレースは超ハイペースとなり、他の馬は次々と馬群に沈みます。

ところが、ツインターボは大逃げのまま粘りきり、後続に影を踏ませぬほどの圧勝をしました。

では、なぜ超ハイペースで他馬が沈んでいく中、ツインターボが残り、今も語り継がれる伝説となったのか。以下に理由を3つ紹介します。

・他馬に関係なく逃げるしか無かった
・名手、中舘英二の好騎乗
・展開が味方した

他馬に関係なく逃げるしか無かった

七夕賞 ツインターボ 逃げ

ツインターボは他の逃げ馬の多さは関係ありませんでした。そもそも性格的に、逃げるしか勝てる道がなかったのです。

大胆な戦略をとるツインターボですが、非常に臆病さや繊細さを持った馬で、道中に他馬に包まれると走るのをやめてしまう性格でした。

そのため、ハイペースが予想されようと逃げるしかなく、当時のファンもそのことを十分に分かっていました。

「応援してるけど、今回は厳しいだろう」そんな声をいい意味で裏切り、大逃げで圧勝。厳しい場面でもスタイルを崩さずに戦った姿は今でも語り継がれる伝説となりました。

名手中舘英二騎手の好騎乗

七夕賞 ツインターボ 仲舘英二

ツインターボは逃げ馬ですが、本来はスタートに多少難のある馬でした。そこで、スタート巧者で逃げの名手である中舘英二騎手が鞍上に選ばれることに。

七夕賞当日はこのコンビに大きな注目が集まり、福島競馬場の人員最高記録となる47391人が集いました。大観衆が見守る中、中舘騎手は前半1000メートルを57.4秒の超ハイペースの逃げに出ます。

結果的に2着馬に4馬身差を付けての大圧勝。中舘英二騎手は「僕は掴まっていただけ、馬が勝手に鮮やかに勝っちゃった」と語っています。

しかし、大きな舞台でハイペースが分かりきってる中でこの戦法をとれたのは中舘英二騎手ならでは。大胆な好騎乗が伝説を作った理由でもあります。

展開が味方した

七夕賞 ツインターボ 展開

逃げ馬が4頭揃ったという展開が味方をしたと考えられます。いくらツインターボが逃げたところで最後まで持たないと他の騎手は考えていたことでしょう。

事実、圧勝ではあったものの、ツインターボ自身も最後の直線は明らかにバテバテであり、限界でした。粘り足はもちろん、序盤でつけた大差を保てたからの勝利だと言えるでしょう。

93年の七夕賞はアイルトンシンボリなど実力馬が揃っていました。しかし、それでも捕らえなかったのはこんなペースで持つわけないと誰もが感じたことからだと言えます。脇目をふらずにただ前へ進む果敢な姿勢にファンは強く心を打たれました。

ツインターボが愛される理由

七夕賞 ツインターボ 愛される理由

これまでにも、大逃げの策に出て勝利する馬は多数います。その中で、ここまでツインターボが愛される理由は「玉砕型」と呼ばれるタイプのためです。

とことん逃げにこだわるが、上手くはまれば圧勝、失敗すれば大惨敗。ツインターボの講評を担当した山河拓也氏は「99回玉砕しても100回目には逃げ切れるのではないかと期待された」と語っています。

※山河卓也:競馬ライター・競馬コラムニスト

玉砕したとしても、笑って許せる馬は他にいないとも。逆境の中にあっても自分のスタイルを貫く姿に人々は心を動かされたのでしょう。

2021年七夕賞にツインターボのような馬はいる?

七夕賞で伝説を残したツインターボ。それでは、今年の七夕賞もツインターボのような伝説を残せる馬は出走するのでしょうか。

2021年の七夕賞の結果は以下の通りに決着しました。

1着:4番トーラスジェミニ
2着:2番ロザムール

3着:6番ショウナンバルディ

  馬名 年齢 斤量 脚質 騎手
1 マウントゴールド 牡8 57.0 先行 岩田望
2 ロザムール 牝5 53.0 逃・先行 Mデム
3 ワンダープチュック 牡7 54.0 差し 津村
4 トーラスジェミニ 牡5 57.0 逃・先行 戸崎圭
5 ブラックマジック 牡4 54.0 先行 石橋脩
6 ショウナンバルディ 牡5 55.0 逃・先行 岩田康
7 カウディーリョ 牡5 55.0 先行 丸山
8 アールスター 牡6 56.0 先行 長岡
9 クレッシェンドラヴ 牡7 58.0 先行 内田博
10 クラージュゲリエ 牡5 56.0 先行・差し 吉田隼
11 スカーフェイス 牡5 52.0 差・追込 三浦
12 ツーエムアロンソ 牡5 53.0 先行・差し 野中
13 プレシャスブルー 牡7 54.0 差し 柴田善
14 ワーケア 牡4 55.0 差し 田辺
15 トラストケンシン 牡6 52.0 差・追込 吉田豊
16 ヴェンケドミンゴ 牡5 56.0 差し 酒井

今回のメンバー内では極端な逃げ馬はいませんね。今回メンバーと枠順から想定される逃げ馬は2・ロザムール、4・トーラスジェミニあたりでしょうか。

ここまでの記事で、逃げ馬の印象が強くなってしまいましたが、過去のデータではどの脚質が有利になっているのかも見ていきましょう。

過去10年間七夕賞でツインターボのような逃げ馬は現れていない

脚質1着2着3着着外
逃げ1018
先行53424
差し46445
追い込み01145

過去10年の傾向で見ると、逃げ馬の活躍はあまり見られませんね。先行から差しの脚質を持つ馬が鍵を握ると言えるでしょう。

人気になることが想定される4.9.16は先行、差しを得意としているので、取捨には十分に気をつけましょう。

七夕賞は、毎年大波乱の結果になっていることが多いので、人気馬が本当に信頼できるのかもよく吟味する必要があります。参考までに過去の平均配当も見ておきましょう。

七夕賞は大波乱のレース!人気馬も慎重に吟味しよう

七夕賞は毎年大波乱になることが多いレースです。過去10年間の平均配当は以下の通り。

・単勝:2183円
・馬連:7942円
・3連単:507913円

大波乱の配当はハンデ戦ということも影響していると考えられます。上位人気馬の総崩れや予想外の馬の活躍が見られたりと、予想は相当難しいレースとなります。

人気馬の過信は禁物です。買う馬は慎重に吟味して選びましょう。

2021年の七夕賞も楽しもう

今回は、七夕賞で伝説となった馬「ツインターボ」について紹介し、今年の七夕賞のメンバーについても見ていきました。

競馬史上最後の個性派と呼ばれるツインターボ。勝っても負けても自分のスタイルでとことん戦う姿はファンの心をとらえたまま逃げ続けます。

今後もツインターボのような馬が出てくることを願いながら、今週の七夕賞も楽しみましょう。

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